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2013/02/17

ハンマーヘッドカレッジ第一期「触れる」を開催しました。

1月12日土曜日、汎用動力研究所の牛島達治さんによるハンマーヘッドカレッジ最初の講座「触れるー金属をけずる・みがく」を開催しました。

小学生から大人まで、幅広い年代の参加者が集まり、自由に選んだ金属を削ったり、磨いたり、切ったり、叩いたり。途中牛島さんに色々な道具の使い方を教わったり、お互い手伝ったりしながら、夢中になって作業していました。



参加者の作品をいくつかご紹介。





普段なかなかない「素材とじっくり向き合う」機会に、授業終了後もたくさんの感想をいただきました。



Photo : Fred Verhoeven

2012/12/19

ハンマーヘッドカレッジ第一期(2013年1〜3月)のプログラムが決まりました。

「ハンマーヘッドカレッジ」は、海辺の巨大なシェアスタジオ「ハンマーヘッドスタジオ 新・港区」をキャンパスに見立てた、入居クリエイターが運営するユニークな学びの場です。

歴史あるふ頭の先端で流れる非日常的な時間と、そこで日常的に行われている多様な創造のノウハウを、より広く共有することを目的としています。


開講日 毎月第2・第4土曜日(予定)
会場 ハンマーヘッドスタジオ 新・港区
参加費 1,000円+材料費(1ドリンク付)
お申込み ハンマーヘッドカレッジ運営事務局
     (ヨコハマ経済新聞新・港区支局内)
     hhc@shinminato-keizai.com
タイトルに「ハンマーヘッドカレッジ受講申込み」、
     本文に ①お名前②電話番号③参加希望講座名 を明記の上、上記までメールをお送り下さい。

※日程・内容は現時点での予定で、変更することがあります。最新情報はこちらにて更新しますので、必ずご確認の上、お申込みください。


1/12 触れる

金属をけずる・みがく

美術的な体験とはなんだろう。鉄・アルミニウム・真鍮など身近にある金属も、素材として向き合った事がある人は少ないのではないでしょうか。切る、たたく、削る、磨くなどの作業を通して、素材を少し知る事から、日常の中の物たちとの新たな付き合いが始まるかもしれません。

時間 15:00〜17:00
定員 15名
講師 牛島達治/汎用動力研究所
   84年頃より「無用な機械たち」と総称するメカニカルな動く作品を制作し始める。活動を進めてゆくなかで、興味の対象が手のひらの中の出来事から、身体的な大きさに広がり、やがて建築的なスケールでの出来事へと領域を拡張しながら現在に至っている。展示空間での発表以外にも街の中のコミッションワークや里山などの地域をめぐる展覧会に関わる事も多い。最近は、移動型の工房の制作とそれを用いた旅の展開を画策している。


1/26 遡る

メディアアートのけもの道 #1〜テクノ大爆発80年代を遡る

メディアアートが開拓したサイバースペース。その世界の文化、政治、経済の地下水脈でもあった、スリリングな歴史を現場で立ち会った仕掛人が語る刺激的なシリーズ。その第一回目は1980年代〜90年代初頭まで東西冷戦、テクノ、バブル、そんなダイナミックな時代から勃興するメディアアートが語られます。

時間 18:30〜20:00
定員 30名
講師 石黒敦彦/メビウスの卵展 FORESTudio
   研究者、武蔵野美大・倉敷芸術科学大学大学院非常勤講師。20周年を迎え全国巡回中の「メビウスの卵展」、25周年の「“来るべき芸術”のためのワークショップ」の拠点をスタジオに置き、新たな芸術的実験・試験展示・研究会を行っている。著書『ジオメトリック・アート』(工作舎)など。
岡田智博/クリエイティブ・クラスター
   先駆的な芸術表現を様々な文化資源と結びつけることで新たな価値を創造する、中間支援プラットフォームをプロデュースする。新たな表現やアイディアをかたちにできる、新しいを掴める多彩なワークショップ等のプログラムを展開。


2/9 知る

日本各地のアートイベントについて

最近、国内のアートイベントには、「○○アートプロジェクト」と呼ばれ、単に展示のみを目的とするイベントではないものが増えてきました。そのようなアートイベントの中で講師が実際に見てきたものを紹介しながら、「アートをプロジェクトしていくとはどういうことなのか」を考えていきます。

時間 18:00〜19:30
定員 50名
講師 三田村龍伸/アートファミリー
   1980年横須賀生まれ。江古田在住。日本大学大学院芸術学研究科卒。芸術学博士。キックボードを愛用し、インターネットラジオ「FM龍伸堂」のDJ、「アートマネジメント学会」美術戦士、日蓮宗の法師など、多彩な顔を持つ。「江古田ユニバース」総合企画。


2/23 伝える

フォントから新聞を考える

新聞やフリーペーパーなどのメディアを題材に、フォントの成り立ちや、文字で「伝える」ということについて、座談会形式で考えます。参加者には、気になる「フォント」を事前に送っていただきます。

時間 17:00〜18:30
定員 20名
講師 両見英世/タイプデザイナー
   1982年生まれ。ウェブサイト制作会社を経て、2007年タイププロジェクトに参加。 タイププロジェクトが掲げる都市フォント構想を背景に'09年より横浜をテーマにした書体作りを開始。 '10年6月2日横浜開港記念日に合わせて「濱明朝体(仮)」の試作を公開。
   齊藤真菜/ヨコハマ経済新聞
   2009年Thames Valley University BA Digital Broadcast Media卒。横浜都心臨海部のニュースを発信するウェブメディア・ヨコハマ経済新聞でメールニュース・特集記事の編集を担当。


3/9 装う

主観と客観のあり方を問う

なぜ女の子はピンクで男の子はブルーなのか、自分が普段着ているものを他の人が着るとどう見えるのか、異性の服や衣装などの日常着でないものを人に着せるとどうなるのかなど、知らず知らずのうちに作られてきた「服を着る」という行為の概念を取り払う、ママゴトのような、ギャグのようなファッションショー的ワークショップ。

時間 17:00〜19:00
定員 20名
講師 矢内原充志/スタジオニブロール
ファッションデザイナー。舞台衣裳家、アートディレクターとしても活動。1997年〜2011年アートグループ「Nibroll」衣裳兼アートディレクター。01年、ファッションブランド「Nibroll about street」設立、02~07年東京コレクションに参加。11年、メンズブランド「MITSUSHI YANAIHARA」設立。


3/23 刷る

モノタイプって何だろう?身近な物を使ってやってみよう!

モノタイプという版画技法を、下敷きや水彩絵具、画用紙など、手に入れやすい身近な道具を使って基礎を学びます。版表現の制約であり面白さでもある、イメージ反転や転写の具合の予測の出来ない所を楽しむワークショップです。

時間 14:00〜15:30
材料費 200円
定員 15名
講師 リュウ・リン/ランチパッド
   米国にて活動後、2011年故郷の横浜に居を移し、制作および発表を継続。California Society of Printmakers(カリフォルニア版画家協会)会員。LAUNCH PAD cafe & galleryアートプロデュース担当。版を使うことによって引出される視点の変化を自己との対話の術として、言葉になる前のプリミティブな思考や感情を表現している。